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目を開け声の主を
見ると僕達の回りの
時間だけが
止まった様に感じた。
目の前に居る彼は
闇の様な黒い髪
深い海の様な蒼い瞳
僕と正反対の容姿を持つ
彼に何故か僕の
心臓は何時もより
心拍数が上がった
気がした。
我にかえって
さっきの言葉に答えた。
『日向白兎。今日、転校してきた。』
彼の前だと
自然に喋れた自分に
驚いた。
何時もなら優等生を
演じるのに今は
不思議とありのままの
自分で喋る事が出来た。
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