―第2章―

8/10

205人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
目を開け声の主を 見ると僕達の回りの 時間だけが 止まった様に感じた。 目の前に居る彼は 闇の様な黒い髪 深い海の様な蒼い瞳 僕と正反対の容姿を持つ 彼に何故か僕の 心臓は何時もより 心拍数が上がった 気がした。 我にかえって さっきの言葉に答えた。 『日向白兎。今日、転校してきた。』 彼の前だと 自然に喋れた自分に 驚いた。 何時もなら優等生を 演じるのに今は 不思議とありのままの 自分で喋る事が出来た。        +"
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

205人が本棚に入れています
本棚に追加