轟音・揺れ・液状化

2/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
私達は番号を交換しようとした時に起こった轟音は闇夜に響き私達はあまりの音の大きさに手は止まり音の鳴るほうに目がいった。 すると…今度は急に町のありとあるゆる電気がショートする前の電球のように一瞬明るくなった。 そして…全ての電気が消えた。 彼女は持っていた携帯を落とし私の手を握り『いったいなんなの?なにがあったの!』 と怒鳴った。酷く手が震えていた。私にもなにがなにかわからない、今日私は不可思議な現象を思い出していた。天気予報では晴れだったのに夕方に見たあの真っ黒な雲だった。あんなに真っ黒な雲は見たこともなかったが天気予報なんてはずれるものだと思い気にしなかった。 なにかが私の中の本能に語りかける… 『なにかがおこる…私達の想像もできないようなことが』と… 私は無造作にマミを抱きしめていた。私自身も恐怖とこれから起こる現実を体が知っているかのようにガクガクと震えていた。 爆音がして1分ぐらいたちなにもないので私はマミの顔を覗き込み… 『もう大丈夫だよ!なんにもないみたいだ』と言いマミも、 『それならいいけど…』 そう答えた次の瞬間だった。今度は【ゴゴゴゴゴ】と地面が鳴りはじめた。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!