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毎日夕方5時に
二人で校舎を出る。
桜は歩きで
修はバイクを押しながら桜に合わせる。
「ねぇ!
明日のテストで
100点取ったら凄くない?」
見た目とは正反対の
純粋なキラキラとした目で修は言う。
「んで100点だったら
付き合って」
桜の返答も待たず修は言う。
綺麗な飛行機雲が
夕日に染められていた。
「明日のテストは難しいんだよ?」
桜はそっぽを向きながら答えた。
100点を取らなくても
もう返事は決まっていた。
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