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「面白おかしく傍観してるのはどんな気分?」
桜は呆れたように笑った。
光輝は何も言わずに桜をまっすぐ見つめている。
香織は何か言おうとしている。
修は心配そうにこちらを見ている。
そんな中桜は教室を出た。
教室を出ると同時にチャイムが鳴った。
だが桜は引き返さない。
桜は足早に学校を出た。
分かっていた。
八つ当たりしているだけだと。
光輝がそんな人ではない事も。
そんな光輝を傷つけてしまったことも。
だが桜は引き返さなかった。
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