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なんで修を好きになってしまったんだろう。
なんで修なのだろう。
何故修は私に声を掛けたのだろう。
何故私なのだろう。
桜は空を見上げた。
夕日が名残惜しそうに沈み始めていた。
切なくて、まるで今の桜の気持ちのようだった。
桜はふと視線を下げると信じられない光景が目に飛び込んできた。
修と美樹。
二人が話している。
だが、口論をしているようだった。
二人とも声を荒げている。
いつもクールな修が怒鳴っていた。
声が嫌でも届く。
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