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「なに?授業始まっちゃうよ~」
桜は笑いながら光輝を見た。
光輝はそんな桜の頭に手を置き
「無理して笑ってんのバレバレ。
無理して笑う事ない」
そう言った。
頭に置かれた光輝の手を振り払い
桜は俯いた。
「じゃあ
どうすればいいの?」
光輝を睨む訳でもなく
真剣な瞳を光輝に向けた桜。
「寂しく俯いていればいい?
みんなに心配してもらえばいい?
修にも心配かければいい?」
桜は眉間に皺を寄せながら問う。
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