47人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ…
ごめん。
光輝を困らせるつもりじゃなくて」
桜は困ったように笑った。
「修とは連絡とってないの?」
光輝の質問に桜の体が少し強張った。
「まだ心の整理ついてないから…」
そう言いながら桜は顔を背けた。
桜の瞳にはうっすら涙が溜まっていた。
そんな桜に背を向け光輝は急に何も言わず教室に入った。
「シカトですか」
桜は口を尖らせ呟いた。
桜は上を向いて涙を乾かそうとしていたら
教室から急に女子の叫び声や激しい物音が廊下に響いた。
最初のコメントを投稿しよう!