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あまり眠れた気がしなかった。
まだ体は眠り足りないようだ。
布団から出れない。
桜はいつも以上に重たい体を起こした。
太ったのではないかと不安になるほど重い。
桜はいつもより遅い通学だった。
学校に着くなりトイレに行きたくなる。
トイレには
桜が苦手とするケバい女の子が化粧を直していた。
「もうヤったの?」
桜の方を見て女の子は言った。
「あんたが相手にされるって本気で思ってんの?」
女の子は桜を覗き込んだ。
桜は全く何の事か分からずにいた。
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