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「大丈夫か?」
心配そうに光輝は桜を覗き込んだ。
「頭痛い。
割れる。」
桜は頭を抑えながら俯いた。
「自業自得。」
光輝はフッと笑いながら桜の頭を撫でた。
「無茶すんな」
そう呟くように言った光輝。
「忘れたいのに忘れられないんだもん。
どうして良いか分からないもん。
全部白黒で何しても頭の中が修ばかりで。
楽しい思い出ばかり。
メールもアドレスも消せないよ。
修が他の子と話すのも嫌で嫉妬して。
私のものじゃないのに。
もう分かんないもん。
辛いよ。」
桜は思ってる事をぶちまけた。
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