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「か…香織~」
涙腺が言うことを聞かず流れるのも気にせず
桜は香織の名を呼んだ。
「よく頑張ったよ桜は。
あの不良男が全部悪いんだよ。
もう前に進みな。
あんな奴忘れちゃえ。
浮気した事を後悔させちゃえ。
幸せになって見返しちゃえ。」
香織の男前な優しい言葉に
ただ桜は頷いた。
言葉の代わりに涙が次から次へと溢れ出す。
そんな桜を香織は励まし続けた。
2人は遅くまで電話をしていた。
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