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「よ…よろしく」
顔を真っ赤にしながら桜は光輝に頭を下げた。
「いいの?」
光輝は桜に問う。
「あたしのセリフ。
まだ、修のこと好きかもしれないあたしでいいの?」
桜は頭を上げながらそう光輝に問う。
「いいにきまってるじゃん。」
そんな桜に優しく微笑んだ。
光輝の笑顔は、緊張した桜の心を優しくなだめてくれる。
「じゃあ…学校行くか!」
光輝はそう言いながら桜を促す。
歩いている途中で光輝は桜の手を握った。
「嫌なら離していいよ」
光輝は前を見ながらそう呟くように優しく言った。
表情は読み取れないが、笑ってはいなかった。
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