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そんな中
桜の横を懐かしい香水を漂わした人が通る。
修だ。
そしてその隣を当たり前のように歩く人物がいた。
美樹だ。
その瞬間光輝が突然話を振ってきた。
「今日何曜日だっけ?」
しっかり者の光輝がそんな事を忘れる筈がない。
そんな優しさを知りながら桜は平然を装った。
表情とは裏腹に心はざわついた。
最近まで修の隣で笑っていた。
一番安心する場所で
一番幸せだった場所。
修の隣。
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