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「冷たい」
海の水温は思ったよりも冷たく桜は身震いをした。
光輝もズボンの裾を上げながら入ってきた。
「桜?」
光輝は優しく桜の名前を呼んだ。
「大丈夫か?
少しは落ち着いた?」
光輝はそう言いながら桜の髪をなでた。
光輝の気遣いに桜は大きくうなづいた。
「さっきは本当に頭が真っ白になった。
でも、あれが修の答えなんだね」
桜は歩きながら笑った。
「連れて来てくれてありがと。
ちょっと冷静に考えられた。」
桜はそう言いながら笑った。
そんな桜を見て光輝も微笑む。
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