honest

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  「あいつ誰にも愛されてないって思ってるんだ。 親にも友人にも。 だから俺だけでも支えたかったんだ」 修はそう呟いた。 「修は美樹さんの事が好きなんだよ。」 桜は精一杯笑った。 そう振る舞えるように頑張った。 「違う」 そう否定する修に桜は微笑んだ。 「私なんかじゃ入る隙さえないよ」 桜は目を閉じた。 目が熱い。 泣きそうだった。 「守りたいんでしょ?」 桜は問う。
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