spring

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「桜?」 修に久しぶりに呼ばれ胸がざわついた。 「俺は美樹を友達としてほっとけないだけだ。 でもやっと美樹は俺なしで生きていけるって言ったんだ。」 桜の頬を撫でながら修は呟いた。 「本当はずっと桜と話したかった。 触れたかった。」 そう修は愛おしそうに桜を見た。 「俺が好きなのは桜だけだ」 修はそう言った。 「ズルいよ今更」 桜は背を向け呟いた。
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