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「校門にいたあの女の子と…
その…」
桜が言葉を選んでいると
修は桜と同じ視線まで腰を下ろし
「付き合ってた」
そう平然と言った。
正直に言ってくれた修に
桜は感謝の心どころか
悲しみがこみ上げた。
目を閉じて心を静めた。
だがフワフワと浮いている気がして現実味が感じられない。
「え…ちょっ…
最後まで聞いて。」
修が慌てている。
桜は修を見つめると視界がぼやけている。
知らないうちに涙目になっていた。
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