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《今は何でもない。
本当に。》
修が美樹との関係を否定した言葉が脳裏に浮かんだ。
「信じていいんだよね?
信じてるからね?
修さん。
あ…。
修。」
さん付けはなしと修に言われた事に気付き
桜は訂正し直した。
慣れない呼び捨てに少し桜は照れた。
初めて呼び捨てで名前を呼ばれたとはつゆ知らず
スヤスヤと寝息を立てて修は眠っていた。
「修?
私自分が思ってるよりも
修が思ってるよりも
修の事好きみたい」
修の頬をつつきながら呟いた。
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