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「ごめん。
反対されると思って」
桜は香織の顔を見れず机をひたすら見ていた。
「そりゃ反対するよ!」
香織はまだ興奮が収まらないらしい。
「だって今の桜
泣きそうじゃん。
そんな辛い恋勧めない。」
切ない声で静かに言った香織の言葉を
桜は胸が締め付けられる想いで聞いていた。
「それでも言って欲しかったな」
幾らか声のトーンを落とした香織。
「ごめん」
桜は消え入りそうな声で呟いた。
「本当だよ馬鹿」
香織も消え入りそうな声で桜を責めた。
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