love

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  桜の家まで着いた。 「じゃあ…」 桜がそう切り上げようとした時に 「もう少し!」 修は帰ろうとする桜を引き止めた。 その真剣な瞳に桜は頷いた。 修は桜の手を引き近くの公園に立ち寄った。 外灯が足元を照らす。 空には雲が一面に広がっていた為 月明かりはない。 近くのベンチに二人は座った。 沈黙が続く。 「あ…のさ」 沈黙を破ったのは修。 いつもの自信満々の修はそこにはいなかった。
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