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「ごめん。
嫌な想いしてたとか分からなくて…。
寝ぼけて名前も…。」
言葉に詰まったのか修は口を噤んだ。
「もういいよ。」
修の表情からは
ひしひしと誠実な気持ちが伝わり桜は許した。
悩んでいた事が馬鹿らしく思える程
真剣に修は言葉を選び
謝罪していた。
だがそのセリフを勘違いしたのか修は目を見開いた。
「え…?」
その修の驚いた表情に桜は吹き出してしまった。
「多分勘違いしてる。
もういいって許すって事だよ?」
唖然としていた修に桜は説明した。
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