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修は桜を自分の真後ろに隠しながら歩き始めた。
修が掴む手に力が入っていた。
「おい。
素通りか?」
一人の若者が修に向かって話し掛けた。
修は桜を更に背中に隠していた。
「彼女怖がってるよ?
俺が怖いの?」
更にもう一人が桜をからかうように話す。
男が桜の頬に触れた瞬間ー…。
男は既に地面に倒れていた。
「触んな」
そう言いながら修は男を見下ろしていた。
修に殴られたと思われる男は地面に唾を吐き出し
再び立ち上がった。
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