love

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  「痛いッ」 髪を引っ張られた桜は小さく呟いた。 その瞬間 固い物がぶつかり合うような鈍い音がした。 桜はその音の方を振り向いた。 先ほどまで無傷で誰よりも強かった修が 地面に倒れ込んでいた。 そんな修を蹴る男。 「修! やだやだ! やめてよ… 死んじゃうよ!!」 桜は渾身の力を振るって叫んだが 誰も止めてくれない。 止めるどころか さらに蹴る音が公園に響いた。
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