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「お前は逃げろ。」
修はそう言いながら桜の手を離した。
「やだ」
桜はそう言いながら再び修の手をとろうとしたが
背後から肩を叩かれそのまま固まった。
「なんの騒ぎだよ?」
そこには眠そうに頭を掻きながら
光輝がラフな格好で立っていた。
「こいつを家に帰してくれ」
修は桜を光輝に頼んだ。
「え?修…
お前怪我してんの?」
傷だらけの修を見て状況を察したのか
桜を光輝は引っ張りながら家に連れ込んだ。
必死に抵抗する桜に
「大丈夫。修も今からこっちに連れてくるから」
そう言い聞かせてすぐに公園に戻った。
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