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光輝に支えられる形で修は桜の目の前に来た。
修の傷は目を背けたくなる程酷かった。
Tシャツは真っ赤に染まっていた。
手足には内出血などが痛々しい。
修は荒く口で息を吸いながら
倒れ込む形で玄関に寝かされた。
「あたしのせいだ…。
ごめん。
ごめんなさい。」
桜は手で顔を覆いながら謝った。
もう痛々しい修を見れなかった。
「桜は家に帰れ」
光輝が修と桜の間に立った。
桜は光輝に促されるまま家に帰った。
家に着いたが
落ち着ける訳がなかった。
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