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桜が修の近くに行くと絆創膏だらけの修が優しく笑っていた。
「学校行くよ」
そう言いながら修は手を差し伸べた。
その手の上に
桜は手を遠慮がちに乗っけた。
修の手が桜の手を包み込む。
修が桜の手を引きながら登校した。
修の友達は冷やかしながら追い越して行く。
修のファンらしき人からの冷たい視線に桜は気づかないフリをした。
だが重苦しい空気が漂っていた。
「おはよ」
そんな中
修の隣から光輝がひょっこりと顔を覗かせた。
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