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『っよー』
『あぁリョウ』
内心救われたと思った自分がいた、がしかし
『俺ら意気投合しちゃってさーミホちゃんごめん。サキちゃん借りてくわー』
『こらー私のサキに何するつもりなのー。笑』
『普通にご飯行くだけだって、じゃシンジわりぃなミホちゃんと二人でLoveLoveしちゃって。笑』
『おぃ、変な事言うなよ』『あははーリョウ君ウケるー』
『じゃあねん』
うそだろ………あいつマジで覚えとけよ……
『シンジ君。二人になっちゃったねー。笑』
まるで緊張しているのをわかっていてわざとそんな言葉を発するミホちゃんに僕は何も言葉に出来なかった。
『ってゆうか、さっき逢ったばっかで二人きりとか意味わかんないから、帰ろうかー』
内心がっかりしながらもごもっともな事を言うミホちゃんに納得した
『そうだね。じゃあ駅まで送るよ』
断られたらどうしようと思いながらも勇気を振り出して言ってみた
『うそーシンジ君優しいねー。ありがと。じゃあお願いします。』
うれしかった
楽しかった
帰り道がこんなに楽しいと思ったのは初めてだった
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