『名前』

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保健室の一件があった後 僕は普通に授業を受けた 授業は生物 先生が情けない先生だからみんな喋りまくり いつになったら怒るんだか… 授業が全部終わった後 僕らは仲の良い奴らとカラオケに行く事になった 『おい、早くこいよ』 『すぐいく』 まぁいつもの会話 学校からカラオケまでは歩いて15分くらい 歩き初めて5分 後ろの方にもカラオケに行くのだろうか 女の子の二人組 『でさー今日保健室でね…』 ん? 保健室? 『なんかタメの子と話したのすごい面白い子でさぁ緊張してたみたいでちょっと声震えてた…笑』 え? これ、もしかして俺の事かな?と心の中で思っていたがもう少し話を聞いてみた 『なんかねーその子は仮病だったみたいでー私も仮病だったから何も突っ込めなかったけど。笑』 やっぱりそうだ 今日話した子だ 間違いない それでも顔をしっかり確認したわけでもないし あっちはこっちの顔を見てないんだから 急に話し掛けたら… そんな風に心の中で葛藤を繰り返している間にカラオケに着いてしまった
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