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─キーンコーンカーンコーン… SHRの開始を知らせるチャイムが鳴り、担任が教室に入ってきた。と同時にクラス委員の号令で挨拶をする。 「今日は転校生がいる」 あ…やっぱり転校生いるんだ。 「真澄、入っていいぞ」 ─ガラッ… 「え…」 …えぇぇ!? え?うそ、まじ!? その真澄と呼ばれた転校生は、紛れもない… 「…真澄紫音です」 朝から千尋さんの定期を拾い、千尋さんが一目惚れしたと言っていた… 「よろしくお願いします」 キャーッと女子の黄色い声が響く。 「ちょ、ちょっとやばくない?!」 「すごいイケメン!」 まさかまさかの あの…超イケメン君でした。  
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