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「席は…そうだな、鳴海の後ろが空いてるからそこに座ってくれ」
そう言ってこちらを指差す担任。
えぇぇ…まじで?
それをたどって超イケメン君がこちらを見る。
「…あ」
俺に気付いたのか、少し驚いたような表情をした。
てか、俺の事を覚えてたんだ…。
がっつり目が合ったので、とりあえず感じ良さそうに微笑む。
「……」
すると、少し固まった後フッとゆう効果音がつきそうな顔で微笑み、目を逸らされた。
…………………は?
なに今の、なんかイラッと…。
紹介も終わり、真澄がこちらに歩いてくる。まあ正確に言えば、俺の後ろの席に、ってことだけど。
すると、俺の横を通る時に少し立ち止まって俺だけに聞こえるような声で言った。
「…よろしくな、鳴海」
そう言って爽やかに笑い、俺の後ろに腰を降ろした。
…なんだコイツ?
「よろしく、真澄くん!」
と、いつも通りの笑顔で微笑むと、またさっきの、少し見下したような笑い方をした。
イラッ…
…なんか、すげぇ感じ悪い奴
ごめん千尋さん。
出会って初日
即効『ムカつく奴』になりました
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