プロローグ

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足が痛くてたまたま病院へ行った。 近くの整形外科で、炎症という事で、電気治療をずっと続けていた。 私は、走るのが好きだった。 そんな私は、陸上部に入っていました。でも、足首の炎症は、だんだんヒドクなり膝までも悪くなった。 ものすごい腫れと激痛が襲い、ドクターストップから退部を余儀なくされた。 病院を変えた方がいいと言われ、親の知り合いを通じて大学病院へ検査に行く事になった。 膝に注射器で造影剤を入れてレントゲンを撮り、また注射器で造影剤を抜く。 先生は、インターン上がりといったところだろうお兄ちゃんみたいな感じの若い人だった。 ただでさえ痛いのに、さすがに痛くてたまらない。 検査を終えて部屋の外へ出ようとするけど、思うように動けない。 心配して先生が助けてくれた。 「よく頑張ったね😃めちゃめちゃ痛いやろぅ。足が重たいね。大丈夫?ゆっくりでいいよ。また先生から話があると思うから、ここで待っててね」 先生は、診察室の近くの椅子に私を座らせると写真を持って診察室へ消えた。
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