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まず、ピアノ科の演奏から始まった。
2年の先輩達からの演奏。
ものすごく上手い。
2年になると体験演奏みたいなのもあるらしいから、それなりの度胸もついて、ちゃんと演奏してる。
ピアノ科は、ラウンジ演奏で、ホテルのバーやラウンジ、ちょっと洒落たバーやスナックとかで演奏したりして、エレクトーン科は、ブライダル関係なので、主に結婚式で演奏するんだ。
それぞれ1年では、ほとんどが基礎と実技と筆記と歌やアンサンブルをして、2年から、よりレベルアップして難しくなるかな…。
2年になって初めて、それぞれラウンジやブライダルの勉強に入るからそれなりに大変。
私なんか得に大変だった。
みんなずっとエレクトーンの永年経験者で、私は、ピアノしか経験なくて、専門学校に来てエレクトーンという超初心者だったから。
正直 ついて行くだけで必死だった。
コンサートが終わって、1番喜んでくれたのは、レパートリーの先生だった。
先生が言うこと、わかってるのに、なかなか思うように足が動かなくて、微妙な音量の調整が痛みのせいで出来なかったから。
本番では、間違うこともなく、痛み止めの注射のおかげで、我慢出来る程度の痛みで最後迄演奏出来た。
先生と学院長は痛い程手を叩いて拍手をくれた。
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