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突然の来客~手術日~
朝は、バタバタしていた。
私はただ、トイレに行ってただけなのに、ナースステーションでは、私が脱走したと大騒ぎ。
点滴の用意や術後の準備…
お兄ちゃん先生は、担当の患者が退院したので私の部屋には来なくなっていた。
本当は、来てくれてたんだけど、主治医じゃないのにどうして?って誰かに言われたんだって。
だけど、今日は特別?
「今日、手術?がんばれ」
そう言って部屋に顔出してくれたんだ😃
そして、看護師が術着を持って来て、これを着るように言った。
もちろん素っ裸😱
「パンツくらい…」
「ダメです。」
………気持ち悪い……。
なんだかスースーして…
すると、看護師が紙のパンツはくから大丈夫だと言った。
私を手術室迄運ぶ、ストレッチャーもやって来た。
いよいよなんだ…。
そんな時、思いもよらない来客が…。
高校の時の友達だった。
「あ゛〰って何でここにいるのぉ➰?」
「おぅ…。久しぶり😃ってかさぁ、入院してるって聞いたから…。」
彼女は、そう言うとおいしそうなケーキが入った箱とピンクのかわいいチューリップの花束をくれた。
でも…。
何故、彼女が来てくれたのかは、未だ謎である。
だって私は入院のことは、専門学校の新しい友達しか言ってなかったから…。
看護師が注射器を持って入って来た。
「あら…お友達?もうすぐ、手術で今から処置するからもう、いいかな…?」
(そんな事言ったら帰っちゃうじゃん…。せっかくわざわざ来てくれたのに…)
案の定、突然の来客は、私に“がんばってね😃”と告げると、帰って行った。
そして看護師は、安定剤の筋肉注射を私の肩に打った。
それは、めちゃめちゃ痛かった。
あまりの痛さにマジ泣きして、看護師にめちゃめちゃ言ったくらい…😅
そのわめき声は、広範囲に迄聞こえていたらしい😓
主治医が笑いながら覗きに来た。
「元気いいね😃今日は、がんばろうね👍先に手術室で待ってるよ。」
「元気とか良くないし。だいたい注射がへたくそっちゃ😡めちゃめちゃ痛かったし…。」
すると先生は、また爆笑しながらナースステーションに戻って行った。
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