生きた証

ある出来事

私は、無事に進級し２年生になった。

相変わらず膝の方は原因不明でとりあえず痛み止めの注射は、欠かせない。

ブロック注射と違って、打つ回数に制限がないから非常に助かる。

相変わらず普通に平穏な日々が続いていた。
嫌いな先生の授業も相変わらず出ていない。

早く戻っても、授業があってる自分の教室を先生に見つからないように隠れながら友達のいる空き部屋へ行く。

一度バレてから、先生の方が目を光らせるようになったけど、そこら辺は、協力してもらった。

２年目のクリスマスコンサートを迎える前に、恒例の痛み止めの注射を打ちに行った。

それと…気になることもあったから…。

それは、右手首の甲の方に出来た小さなコブみたいなものだった。

最初は、全く違和感も無く大丈夫だったけど、だんだん少し目立つようになり、演奏中にも違和感を覚えるようになった。