付録・弓道用語集

2/3
前へ
/51ページ
次へ
中る【あた・る】 矢が的に刺さること。この場合『当たる』と表記すると弓道人に鼻で笑われるため、注意が必要。 皆中【かいちゅう】 四本一組の矢を全て中てること。皆中すると皆に拍手してもらえ、優越感を味わうことができる。 羽分け【はわけ】 放った矢の内、半数を中てること。呼び方は地方によって異なるが、共通するのは無難な的中過ぎてリアクションに困る事。 逃す【のが・す】 皆中にリーチをかけながら最後の一本を外すこと。精神的な理由によるものも多い。泣きたくなる。 チキン 逃しをする人はこう罵られる。 残念【ざんねん】 放った矢が一本も当たらなかった事。言葉通り残念な感じ。泣いていい。 よしっ! 中った時に叫ぶ。高校弓道では基本的に声援が許されないことが多く、唯一の「応援」と言える。言い方は「よしっ!」と短く言ったり「よーしっ!」と伸ばしたり「しぇーい!」など原型を留めていなかったり地域や学校で様々。 弓手【ゆんで】 左手。弓を持つ手であることから。意外にも大学入試頻出古文単語。 馬手(妻手)【めて】 右手。馬の手綱を持つ手であることから。頻出単語。 かけ 弓を引くときに必要な右手に指す鹿革の手袋のようなもの。漢字があるが、変換候補に挙がることは稀。弓、矢と並んで弓人の命である。 安土【あづち】 的を立てる土。乾くと崩れるため、水やり必須。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加