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部屋に入るとすぐに俺の携帯が鳴った。
友佑からだ。
「もしもし、友佑?どうした?」
「何回電話したと思ってんだよ!!それよか今、家?」
何故かはわからないが友佑が急いでいる。
俺が寝ている間に何度も電話したようだ。
「家だけど?なんでそんなに焦ってんの?」
そう聞いた瞬間電話が切れた。
「なんなんだ、あいつ…」
すると、インターホンが鳴った。
「誠也―?友佑君よ―!!」
下から母さんのやかましい声が聞こえる。
「今行く―!!」
俺は少しめんどくさそうに返事をする。
だいたい友佑はなんなんだ?
朝っぱらから騒々しい…
ドアを開けると、友佑が息をきらしながら立っていた。
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