First Game

12/15
前へ
/50ページ
次へ
部屋に入るとすぐに俺の携帯が鳴った。 友佑からだ。 「もしもし、友佑?どうした?」 「何回電話したと思ってんだよ!!それよか今、家?」 何故かはわからないが友佑が急いでいる。 俺が寝ている間に何度も電話したようだ。 「家だけど?なんでそんなに焦ってんの?」 そう聞いた瞬間電話が切れた。 「なんなんだ、あいつ…」 すると、インターホンが鳴った。 「誠也―?友佑君よ―!!」 下から母さんのやかましい声が聞こえる。 「今行く―!!」 俺は少しめんどくさそうに返事をする。 だいたい友佑はなんなんだ? 朝っぱらから騒々しい… ドアを開けると、友佑が息をきらしながら立っていた。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加