名も亡き、詩

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涙が溢れぬように 上を向いたら つまづいた 今度は つまづかぬように 下を向いたら 涙が溢れた 後ろを向けば 前に歩けず 前を向けば 何もない 嗚呼 僕は何を探して 歩いている? 見えざる道を ふらつく足で 踏みしめながら 何を求める? 見えざる道で唯一 見えるものは、「死」のみ
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