なきむしアリスとさかさま鏡。

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「わたし、かがみさんがだいすきよ。」 ちいさなアリスは、鏡に言いました。 アリスは、いつも泣き虫の自分を優しく励まし、味方でいてくれる鏡が大好きになっていました。 『ありがとう。』 「ねえ、かがみさんは、わたしのことすき?」 アリスは鏡に聞きました。 『もちろんだとも。』 鏡はアリスに言いました。 鏡もまた、自分のためにつたない言葉で一生懸命話をしてくれたり、先生のように、親のように自分を慕ってくれるアリスが、とても大切な存在でした。
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