なきむしアリスとさかさま鏡。

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「なんだよ!なきむし!!」 ひとりの男の子が言いましたが、アリスは鏡の前で両手を広げて動きません。 『アリス、あぶないからどいて。』 鏡が言っても、その小さな体は動きませんでした。 「このかがみさんは、わたしのたいせつなともだちよ!! いじめるなんてゆるさない!!!」 アリスの体が小さく震えているのが、鏡には分かりました。
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