なきむしアリスとさかさま鏡。

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ある日、アリスがまた泣きながら鏡のもとへとやってきました。 『アリス、どうしたんだい?』 アリスは泣きながら、ゆっくりと話し始めました。 「かがみさんのところへいくとちゅうでね、かだんのおはながおれちゃってたの。いたそうで、かわいそうだったからね、ばんそうこうをまいてあげたの。」 そしたらね、と言って、アリスはますます泣いてしまいました。 「みんながきて、またなきむしがないてるーって。わらったの。 おはなさんがかわいそうでないてただけなのに。 わたし、へんなのかな?」
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