骸島探索

12/14
前へ
/60ページ
次へ
「は~ぃ、こちらが小屋でございまぁ~す♪」 小屋に向かう途中で僕と桐島さんは結奈さんと遭遇し、僕達が小屋に向かっていることを話すと、結奈さんは張り切って小屋まで案内してくれた。 「ゆ…結奈さん、張り切ってますね…」 「そりゃ張り切りますよ~!!だって自由行動ばっかりで全然仕事がなぃんだもん!!」 「ははっ、そりゃそーだ!!せっかく可愛いガイドさんがいるんだから…しっかりガイドしてもらわないと!!」 桐島さんは満面の笑みを浮かべている。本当に嬉しいんだろうなぁ… 「でわ、私は外で待ってますので…帰る時にまた話しかけてください。置いて帰っちゃ嫌ですよ♪」 「あ、はぃ…わかりました。大丈夫!!置いて帰りませんよ!!」 僕と桐島さんは結奈さんを残し、小屋のドアを開けて中に入った。 やはりここも荒れている… 「どこも同じですね、荒れ果ててる…」 「そりゃそうさ、この島じゃ無事な場所の方が珍しい。それよりユーイチ、向こうにもう一部屋あるみたいだ…行ってみようぜ。」 「そうですね、この部屋は荒れてるだけで特に何もないですし…」 僕達は家具の残骸を退しながら、奥の部屋へと向かった。 「よし、開けるぞ。」 「はぃ…」 扉をゆっくりと開き、僕達は奥の部屋に入る。 そこには…想像を絶する光景が広がっていた…
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

931人が本棚に入れています
本棚に追加