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「は~ぃ、こちらが小屋でございまぁ~す♪」
小屋に向かう途中で僕と桐島さんは結奈さんと遭遇し、僕達が小屋に向かっていることを話すと、結奈さんは張り切って小屋まで案内してくれた。
「ゆ…結奈さん、張り切ってますね…」
「そりゃ張り切りますよ~!!だって自由行動ばっかりで全然仕事がなぃんだもん!!」
「ははっ、そりゃそーだ!!せっかく可愛いガイドさんがいるんだから…しっかりガイドしてもらわないと!!」
桐島さんは満面の笑みを浮かべている。本当に嬉しいんだろうなぁ…
「でわ、私は外で待ってますので…帰る時にまた話しかけてください。置いて帰っちゃ嫌ですよ♪」
「あ、はぃ…わかりました。大丈夫!!置いて帰りませんよ!!」
僕と桐島さんは結奈さんを残し、小屋のドアを開けて中に入った。
やはりここも荒れている…
「どこも同じですね、荒れ果ててる…」
「そりゃそうさ、この島じゃ無事な場所の方が珍しい。それよりユーイチ、向こうにもう一部屋あるみたいだ…行ってみようぜ。」
「そうですね、この部屋は荒れてるだけで特に何もないですし…」
僕達は家具の残骸を退しながら、奥の部屋へと向かった。
「よし、開けるぞ。」
「はぃ…」
扉をゆっくりと開き、僕達は奥の部屋に入る。
そこには…想像を絶する光景が広がっていた…
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