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「ところで桐島さん。」
僕は立ち止まって桐島さんの方を向いた。
「ん…?なんだ?」
桐島さんも立ち止まり僕の方を向く、僕はさっきから思っていたことを聞いてみた。
「皆は二階の何処にいるんでしょうか…」
「そりゃお前……………どっかだろーよ。」
「どうするんですか!?奴が徘徊してるッていうのに!!」
「まぁそう慌てんなよ。他のメンバーは向こうの階段から上ったんだ、とりあえず向こうまで行こうぜ。」
「そ、そうですね…すぃません。」
会話を終えた僕達は再び歩き始めた。
少し先に人影が見える……しかし廊下は薄暗くそれが誰かはここからじゃ確認できない。
あれは…先に上がった他のメンバーか…それとも……………
僕達は息を呑んでゆっくりと人影に近付いて行く…。
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