惨劇の幕開け

14/20
前へ
/60ページ
次へ
「ところで桐島さん。」 僕は立ち止まって桐島さんの方を向いた。 「ん…?なんだ?」 桐島さんも立ち止まり僕の方を向く、僕はさっきから思っていたことを聞いてみた。 「皆は二階の何処にいるんでしょうか…」 「そりゃお前……………どっかだろーよ。」 「どうするんですか!?奴が徘徊してるッていうのに!!」 「まぁそう慌てんなよ。他のメンバーは向こうの階段から上ったんだ、とりあえず向こうまで行こうぜ。」 「そ、そうですね…すぃません。」 会話を終えた僕達は再び歩き始めた。 少し先に人影が見える……しかし廊下は薄暗くそれが誰かはここからじゃ確認できない。 あれは…先に上がった他のメンバーか…それとも…………… 僕達は息を呑んでゆっくりと人影に近付いて行く…。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

931人が本棚に入れています
本棚に追加