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早朝5時35分、5分事に煩く鳴りつづける目覚まし時計を何度か止め続け、やっと目覚めた。 「……やべ。」 そう呟いたのは、所属している部活動の朝練のせいだ。 部活動は6時から始まる。 学校までは、自転車で30分はかかる距離だ。 よって、遅刻決定。 それより中学3年生の俺が、なぜ12月の今に部活動を引退せずにいるかと言うと、まぁ、あれだ。 自分で言うのも何だが、俺は正直強い。 だから残されてるとゆうか、ぶっちゃけ今の後輩達のチームは弱小と呼ばれる程だから、忙しい顧問の代わりに指導を頼まれているのだ。  
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