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どうせ遅れるのならと顔を洗って、普段は食べないけど、用意された朝ご飯を今日はのんびりと食べた。 「晴紀、今日は早く行かなくていいの?」 「どうせ遅刻だし」 母の問い掛けに素っ気なく答えると そう、と呆れたように納得した。 「じゃ、いってきまーす」 そう言って玄関の戸を開いた時には、既に6時。  
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