4人が本棚に入れています
本棚に追加
教室に戻ろうとしたが、どうせ間に合わないと諦めた。
だから普段は誰も居ない中庭で寝転がって時間を潰していた。
そのまま、寝入ってしまったようだ――。
いつも中庭の手入れをしているおじさんに起こされて、ようやく今が3時間目の途中の時間だと気付く。
「キミ、バスケ部の子じゃあないかね?孫が…いや他の中学だからここじゃないんだがバスケ部でねぇ。今3年生なんだが……」
何か喋っていたが聞こうともせず、怠そうにゆっくり歩きながら教室へと戻った。
最初のコメントを投稿しよう!