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彼を一言で表すと奇人。良い意味ではなく、悪い意味で。
なぜか? それは、この委員会の共通の標的である“生徒会”。そこを、“俺のハーレムだ!”と言い張っているからである。
生徒会は彼以外に美少女が4人。確かにハーレム云々(うんぬん)と言いたくなるのも分かる。
まっ、僕には縁の無い話だが。
「さて……じゃあ委員長、僕は教室に戻ります」
「え? あ、ああ。気をつけてな。それと、監視役の件、頼んだよ」
僕は“分かりました”とだけ言って教室に戻った。
昼休みのとある一室……。
「今日の放課後に行くぞ」
「我らが大義(たいぎ)のため」
「か、覚悟を決める時!」
なにやら妙な会話を耳にした。
「緊張する必要はない。全て僕が片付ける。君達は見ているだけでいい」
(あれ? この声は……)
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