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「じーん?」
寝ぼけてる俺の顔を覗き込み首を傾げるかめ。
...よく見ると指に絆創膏が貼ってあったのが目についたから俺の為に一生懸命料理作ってくれたんだろうな、って自惚れてみたり。
「...なぁ..」
「なに?」
「かめは..いつまで俺のそばにいてくれる?」
いつまで俺に甘い夢を見させてくれるの?
蜘蛛の巣に引っ掛かった蝶のように、俺はかめから離れられなくなってしまってる。
俺から離れるのは考えられないから―
かめは、いつまで俺の側で笑ったり、泣いたりしてくれるの?
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