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1942年、1月13日、横須賀海軍基地の伊号潜水艦「イ600」に一人の軍人が乗艦した。名前は明石 龍海(あかし りゅうかい)この小説の主人公でもある。階級は水兵長。龍海は上層部の命令で佐世保海軍基地の駆逐艦「朝霧」からここの横須賀基地に移されて来たのである。
龍海(さっ…寒~1月になってからかなり寒くなってきたわ。しかし、上層部の連中ら何でわざわざ横須賀基地まで行くって決めたんだ?だったら、その近くの呉海軍基地に移動すれば良かったのに…噂では呉にはあの巨大戦艦「大和」が建造、就役した場所なのに…そこに乗艦すれば俺も誇りある軍人になったが…)
龍海「それが何で狭くて暑苦しい伊号潜水艦に乗艦しなくてはならんのだ~💢」
如勢「まあまあ、潜水艦は狭いが『朝霧』より良いところがあるはずだよ」
霧城「そうだぜ。俺ら三人は功績が認められた転勤みたいなやつだよ。まあ移動先でも頑張ろうぜ!!」
龍海の両隣にいる二人は龍海と同じ「朝霧」に乗艦してた同期で、一人は友永如勢 (ともながこうじ)と松山霧城 (まつやまきりじろ)である。
如勢はドジやド下手だが一つのことには一貫に貫き通す、忍耐力がある。
霧城は冷静沈着、何事にもテキパキこなし、皆からも慕われている。
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