恋心一つ

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 多分、浩之も気付いていたはず。  置いてけぼり、所謂お預けを食らったような気分だ。  浩之が出て行った後、一人残された俺は、ズボンのファスナーを引きおろすと、先走りで滑る自身を取り出し扱きあげた。  その際脳裏に浮かんだのは、さっきの浩之とのキス。 「ああっ……」  あらかじめ用意していたティッシュに白濁を染込ませ、 「浩之の馬鹿」  そう悪態を吐きながら、俺はベッドへと沈んだ。
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