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クラスメートの視線が痛いけれど、そんなことには構っていられない。
ますます熱くなった頬には、既に合った浩之の唇の感触と、反対側には結城のものがプラスされる。
もう、頭がパニックを通り越してパンクしそうだ。
そんな俺に、結城は更に恐ろしいことを言う。
「まあ、恭が、あいつと付き合ってても奪っちゃうけど」
さらりとそう言って、痛すぎるクラスメートの視線を無視して、自分の席に着く結城の後ろ姿を見遣って。
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