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「浩之、お前……冗談にも程があるぞ」
「いや、俺マジだから。もう限界! だからヤらせて。俺、恭と高校が別になって。恭がどっかで、襲われていないか心配で心配で夜も眠れねぇんだよ。だから、ちゃんと恭は、俺のだって確認したいんだ」
言われた言葉に、頭がついていかない。暫し絶句する俺。
「はあ?! 意味わかんねーし。襲われるって何? 何でそうなる訳? そもそも、俺がお前のものにならないといけないのも、何でだか全然意味わかんねーし」
俺の顔は、至って普通。別段女顔じゃない。モテる部類とモテない部類に分けたら間違いなく後者だろう。
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